タイのコラート高原北西にそびえる標高1200mのプークラドンは山頂が平らな台地になっている。台地の上には森林が広がり、川や滝などがあり、トレッキングやバード・ウォッチングが楽しめる。大きなキャンプ場もあって、そこに泊まり夕日や朝日を観るのがタイ人の定番になっている。タイ人の間では、前国王の誕生日に登ると良いようで、筆者も偶然その日に登ることができたが・・・・。
朝7時にコンケーンのバスターミナルを出て。 プークラドンに向かう。 バス代は85バーツ。コラート高原の北西に立つプー・クラドゥンは、標高1316mで、山頂付近が平たく、山の周りが全て崖になっている。
プークラドンの登山口。
標高1288m、登山距離は距離5.5km、登山時間3〜5時
ビジターセンターは8:30時から16:30時まで開いている。
休業日:6月~9月は閉鎖
国立公園入場料:500THB
プー・クラドゥンの登山は、荷物を運んでくれるポーター達がいる。 タイでは日本のように重い荷物を背負って登る登山ではない。 ポーター たちは、長い棒の両端に荷物を下げて肩にかつぎ、男性なら60kg、女性でも40kg以上の荷物を持って山道を登って行く。 荷物は1kgあたり15バーツで運んでくれし、ポーター4人がかり、2000バーツで「人」も運んでくれる。
登山道の途中には見晴のよい場所に食事をとれる休憩所は5ヶ所ある。タイの屋台料理なども食べられ日本の登山とはだいぶ雰囲気が違う。
ゆっくりのぼって5時間。ここから宿泊施設のあるビジター・センターまで平坦な道を4キロほど歩く。山頂と言う雰囲気ではない。
台地状の山頂からの眺めはこんな感じ。
山頂は台地上になっているので、高原のようで、小川や滝などもありハイキングコースに最適な感じだ。案内板も整備されている。
山頂のビジター・センターにはたくさんの常設のテントが設置されているし、バンガローや貸自転車もある。ただし料金はタイの平均的な金額から比べるとだいぶ高い。
テントの近くにはタイの屋台街が軒を連ねていて、シートに座って食事ができる。この光景も日本の登山のイメージとだいぶ違う。
シカなどの動物もテント回りに来る。象に注意と言う立札があるが出会ったことはない。
ハイキングコースが整備されている。まず日の出を見るのが定番になっている。
暗いうちにテントを出て朝日を拝める絶景ポイント「パー・ノックエーン」に行く。結構行列ができて懐中電灯の列が続く。 日の出は見れなかったが、夕焼けが美しい。
帰りにLaw Wat Prakaewに寄る。
たくさんの鈴が括り付けられている。 この鈴の音が遠くで聞こえると言う記事を読んだような気がする。
Wang Kwang Waterfall
象に注意と言う看板
Pan Pab Waterfall
見上げるとこんな感じ。
自転車で廻れる所は半分ぐらいで滝などは徒歩で廻ることになる。
風景は変化に富んでいる。
プークラドンで最も有名なポイント。
一枚の大きな岩が谷に向かって突き出ている。ここに乗っているところをこのように写真を撮るのが定番。 日本だったら危険なので柵でもできそうな感じだ。
手前の岩から撮影するのが一般的のようだ。
おおきな松が手前にある。
夜にバンコクの式典に合わせてキャンドルサービスが行われた。国王誕生日にこの山に登り、日の出を見ることがこの国にとって特別なことのようだ。
みんながするというわけでは無い様だ。